SOHO その光と影
これは、某省庁の私的な会合の講演を書きおこしたものです。
- 日 時 :
- 平成10年12月11日(金) 正午〜午後2時
- 講 師:
- 株式会社ユーディット 代表取締役 関根千佳(情報のユニバーサルデザイン研究所)
約17年間、IBMで製品企画の仕事に従事する。昨年10月に独立。ホーム・オフィスを実践している。 - 本日のテーマ :
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- なぜSOHOを選択したのか
- SOHOのメリット、デメリットは何か
- 今後、国(公的機関)に望むことは何か
- なぜSOHOで働くことを決意したのか。
- SOHOになって良かった点
- SOHOになって困った点
- もしSOHOを始めるなら
- 今欲しいもの(注 : 対談が98年12月なので、現在、存在しているものもあり)
〜事務局より〜
5年前は、テレワークが注目されるような状況ではなかった。6年前より、環境企画室長ではテレワークに取り組んできたが、当時はサテライト・オフィ スといっていた。アメリカでは、テレコミューティングといっている。これは、電気通信、プラス、通勤なのだが、これを日本で紹介する際、和製英語をつくっ てはいけないということで、テレワークという言葉になった。当時、テレワーク・センターの補助金など、いろいろ支援策を講じていた。三鷹もその一つであっ た。しかし、誰も使う人がいなかった。当時、埼玉にフレオというのがあったが、需要がなく、空振り補助金といわれた。しかし、徐々に世の中が変わってい き、SOHOという言葉が登場した。そういったなかで、関根さんのような方が増えてきた。このようなSOHOが増えてきた背景には、インターネットや電子 メールの普及の影響が大きい。当時でも、バーチャル・カンパニーは概念としてはあったが、インターネットと電子メールの普及によって、世の中が劇的に変 わってきたといえる。今後、テレワークという働き方が実現されなければ、創造的な仕事もできないと考えている。そういった中で、関根さんのようなSOHO にチャレンジしようという方が増えてきており、個人的には大変応援している。こういった個人で行うニュー・ビジネスは現在注目されているところであり、今 回、その最前線にいる方から、SOHOの実状につきましてご説明頂いた。