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地平線を越えて:ICT革命とユニバーサル社会

結び

科学技術は進化し、急速に新しい可能性を開き、新たな挑戦を提起している。多くの場合、科学技術は、現在取り組まれている問題と、その問題を解決するため の基本的なツールの両方を再定義するであろう。現在のソリューション戦略は、もはや役に立たないかもしれず、現在の分類と定義の方法は、実際には、再検討 される必要がある。公的な政策は多くの場合は進みが遅いので、アクセシビリティの標準や規定を含む新たな政策を作る際には、技術に特定なものではなく、機 能仕様に基づいたものにすることが重要である。我々はまた、科学技術が作り出している新しい可能性に積極的に投資するようにすべきである。これは障害者に とって有益であるという理由だけではなく、高度技術の製品市場を拡大する可能性があることからも重要である。こうした活動によって収益を上げられれば、民 間企業も参加することが期待できる。こうした収益の高い分野を特定して定量化し、こうした情報をまだ(アクセシビリティに対して)積極的でない業界に提供 する研究が必要である。他の重要な分野には、明確で強制力のあるアクセシビリティの政策が必要である。この政策は、全ての人がアクセシブルな製品を作り出 すことを奨励し(Push型)、アクセシブルなデザインを実践した者には、公平な競争の場や市場優位性を与えることによって報いるべきである(Pull 型)。技術は、障害のある状態を解決するものではないが、自立を増進し、コストを削減するための、強力で、まだ十分に活用されていない道具である。そし て、利益となったり、バリアとなったりする可能性は、着実に増えている。

謝辞

全米障害者協議会はこの文書の起草立案者として、ウィスコンシン-マディソンのトレースリサーチ・アンド・ディベロップメントセンターのグレッグ・バン ダーハイデンに、感謝を表します。また、IDEALグループのスティーブ・ジェイコブズの調査研究にも感謝を表します。


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