6月13日 出発 プロビデンスへ
成田に全国から18人が集合したのは午後3時ごろだった。みな、ユニバーサルデザインにかかわるさまざまな年齢のメンバーである。今回は障害をもつ参加者はいなかったが、18名のうち、11名までが女性、独身者が多いという特徴的なツアーとなった。自費参加も数名いた。情報や家電メーカー、デザイン事務所、マスコミといった企業メンバーを中心に、国や自治体の職員、大学教授といった多彩な顔ぶれだった。世界のUDの状況を肌で感じ、仕事に役立てたいと思う人々の熱い思いを乗せて、飛行機は出発したのであった。
今回のツアーには最初にロードアイランド州、プロビデンスでユニバーサルデザインの国際会議に13日から17日まで参加し、そこで帰るAコースとそこからBostonへ行くBコースがあった。
今回も、JTB戸塚支店の毛利氏が、休暇をとって参加してくれた。つくづく、有難いことだとおもう。添乗員がフリーで付いてきてくれるようなものだ。ま、ユーディットも主催者といいながら、同じメンバーとして参加しているのだから、似たようなものだが。今回も、体力に自信のある?石田が参加した。今回の参加で英語力にも自信をつけてほしいものだ。毎度のことながら、事前にメーリングリストを立ち上げて、オンライン上での自己紹介は済んでいるので、実際顔を見ると、ああ、この人が、、と理解しやすい。同じ目的をもった人々ならではのツアーの面白さだろう。
機内ではパソコンの電源があるかもと期待したが非常に特殊なアダプターしかなく、がっかりした。電気を供給してくれる座席があれば、もっと仕事になるのに。いや、それより、ちゃんと12時間くらいもつPCのバッテリーを開発してほしいものだ。世の中には、まだまだ、「こうしてほしい、こんな機能がほしい」というものがあふれていると思う。
シカゴで最初のアクシデント。プロビデンス行きの飛行機がキャンセルされている!ここで、添乗員毛利氏の出番となった。航空会社との粘り強い交渉の上、ホテルと夕食、翌日のフライトを確保してくれた。しかし、ダウンタウンにはかなり遠く、2階の部屋なのにエレベーターがないので荷物を階段で運ぶのには参った。どうも、航空会社の職員ご用達のようなホテルだった。だが、シャンパンで始まる超豪華な夕食に満足して、最初の夜は更けたのであった。