2009年CSUNツアーレポート:関根千佳(11)
エピローグ
今回のCSUNは、確かに「初めて」尽くしだったかもしれない。図書館のUDも、シニア向けテクノロジーも、モバイルのUIも、どんどん進化していることがよくわかった。来年のCSUNがどうなっているか、誰にもわからない。もしかしたら、これまでのような障害者支援技術のCSUNから、シニア向けのユニバーサルデザインやジェロントロジー中心のCSUNに切り替わっているかもしれない。
それでも道は続いている。もし成田にたどり着けなければ、札幌や関空に飛べばいいのだ。どんな方法を使ってでも、どんなルートであっても、目標を見失うことがなければ、きっとそこへたどり着ける。わたしたちは、まだ、その旅の途中にいるのだから。
今回、会えた人には、また会えますように。そして、今回、会えなかった人には、どこかで会うことができますように。日本を少しでもよくすることは、きっと世界をよくすることなのだと信じて、もう一年、がんばっていこうと、最後には思う。