2009年CSUNツアーレポート:関根千佳(1)
プロローグ
いったい何度目のCSUN?と数えるのが次第にこわくなってくる。最初に参加したCSUN主催のVRの会がたしか 1993年なので、通い始めて、今年2009年でもう15回目くらいになるのだ。ユーディットとしてのツアーはおそらく10年目だと思う。CSUNという 会議自体は今年で24年目である。だが、CSUNの最初の創始者であるハリー・マーフィーに、今年初めて、会えなかった。パートナーが手術をしたのだとい う。リンツのクラウスが心配そうに話していた。一昨年はマイク・パチェロ、昨年はグレッグ・バンダーハイデンが来ていなかった。これまで世界のATやUD を背負っていた人々が、自身や家族の介護で、こういった会にでてこないという年代にさしかかったのだということを実感する。世界は高齢化しているのだ。
今年初めて、というのは、他にもあった。会場でレジストレーションをして、あっけにとられた。プログラムの裏表紙に、来年のCSUNはサンディエゴ で開催すると書いてある!
おお、24年経って、ついにCSUNカンファレンスはロサンゼルスを離れるのか。この大学、LAの北にあるんだから、そんな、わざわざメキシコの国 境近くのサンディエゴで開催しなくたっていいだろうに。。。。日本からツアーを組むのが、ちょっと難しくなるのかも。。ま、確かにLAにも飽きてきたか ら、私としては嬉しくはあるのだが、でもなんで???
今回のキーワードは、「初めて」である。こんなに長く生きてきても、初モノとか、知らないことはたくさんある。いや、そういう話じゃなくて (^^;)毎年来ているCSUNでも、意外に初めてだなと感じるものが増えたのだ。今回はそういう報告にしたい。