2003年CSUNツアーレポート:国保祥子(6)
ツアーを終えて
私事で恐縮ですが、昨年末にSCMコンサルタントの前職を辞め、大学院進学までの時間を生かしてUDの勉強をしたいと思い、UDITの仕事を始めました。
私は感受性が強く、相手が何を求めているのかを常に考える癖があります。しかし前職では、作業を自動化し効率を上げてコスト削減をするという仕事の性質
上、このようなアナログな感情が邪魔だったことが多々あり、私は「自分の仕事は誰かを幸せにしているのだろうか?」という疑問をずっと抱えていました。
確かにコスト削減は大切なことですが、それは必ずしも一緒に頑張っている一般の人の幸せに繋がらず、むしろ彼ら彼女らの負荷を増やしたり場合によっては存
在意義そのものを奪ったりするようなものでした。
そのために私は仕事が面白いと感じられなくなり、他には何の不満も無かったにも関わらず転職を決意しました。
一方で、ATやUDは自分の仕事が誰かを幸せにすることができるというのが明確です。
自分の仕事が誰かの笑顔に繋がっていることを感じられるというのは、とても幸せな職業だと感じます。
今回のツアーを通じて、自分のモチベーションは誰かの笑顔なのだということを思い出しました。ATやUDの先には誰かの笑顔があるから、私はこの業界で
やっていきたいと思ったのでした。
具体的に何が出来るのかはまだ分かりませんが、今回得た情報やネットワークを生かしつつこれから時間をかけて考えて行きたいと思っています。いろんな意味
で初心に帰り、また自分の現在のポジションを確認し今後の方向性を定めることのできたいいツアーでした。ぜひ来年も行きたいと考えています。
最後に、UDIT登録スタッフというスタッフとしての参加であったにも関わらず遊んでばかりいた私を温かくサポートして下さったJTB毛利さん、UDIT関根
さん・榊原さん、どうもありがとうございました。また不手際の多い私を寛大に受け止めてくださった参加者の皆さん、どうもありがとうございました。この場
を借りてお礼申し上げます。