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セッション-1

V2:International Standard for controlling anything from anywhere with voice or AT

V2のセッション風景

ご存知、BillやGreggがやっているIncitsの会である。
数年前からコンセプトレベルではその構想が発表されており、毎年キーメンバーがパネル形式で研究成果や方向性を話すものである。今年はジェネラル セッションの前に2日間の集中ワークショップがあり、榊原がオブザーバーで参加した。非常に専門的な内容で、ついていくのが大変だったという。ジェネラル セッションの中ではMLでの議論に比べあまり目新しい話はなかったような気がした。 参加各社の役割分担や、レイヤーごとの進捗状況と思われる面白そうなチャートがあっても、Greggがすぐ引っ込めてしまうのである。
だが、今年の12月ごろまでには仕様を固めて発表するという話や、携帯電話メーカーがいないのはおかしいのではという質問に対して、モトローラが参加を予 定しているという回答があった。アメリカだけで進めてよいものかという議論は昨年同様、今年もあったが、松下も参加していることだし、別に門戸を閉ざして るわけじゃないとGreggは反論していた。
今年は昨年のように政府系の人はあまり多くなく、MSのかわりにIBMワトソンのSharylが発表していた。彼女は主にAIAMLの仕様確定を行ってい るようだ。しかし、日本の企業からも誰か送りたいと思っても、毎回北米で開催される定例ミーティングについていくのはかなりしんどいし、実際、今の厳しい 企業環境にすぐ貢献するとは言えないので、確かに各社、および日本がどう動くか難しいところである。
NTTドコモのような会社が参加すべきだと私は思うのだが、国のアクセシビリティ委員会にさえ入っていない企業群に、どのような立場でこの一見地味な標準化作業に、それも海外から参加してもらうべきか、悩ましいものがある。


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