2002年CSUNツアーレポート:関根千佳(1)
3月18日 成田からLAへ
今回は、私一人だけUAで先にいくことにした。本当は、飛行機の中で一緒にすごす時間こそ大切だとわかってはいるのだが、どうしてもビジネスで行きたかったのだ。着いてからと帰ってからの疲れ方が全然違う。次第に、私も歳をとったかなあと思う瞬間である。亭主のマイレージを15万マイルも使ってしまったが、おかげで私の分の旅費を登録スタッフに回すことができてよかった。新しい成田のターミナルを探索する。UAの新しいビジネス用ラウンジはいい雰囲気だったが、アメリカ人ばかりだ。
UAのビジネスクラス「は、考えてみればひさしぶりだ。で、いろいろな道具類の勝手がわからなくなっている。隣の日本人ビジネスマンは、なんだかとても無愛想で気軽に聞きにくい。どうすれば背もたれを倒せるの?ライトはどうやってひっぱってくるの?ボタンと同時に物理的にも動かなくてはならない仕組みがなかなかわからずに苦労した。こういったものは、ユーザビリティテストはちゃんとやっているのだろうか?屈強なアメリカ人男性でしかテストしていないんじゃないかと不安になる。
映画が始まったが、日本語音声はないという。雑誌も日本語のものはなく、新聞のみだ。食事も、和食は予約のみなんだそうだ。日本発でもこれなら、帰りはまったく期待できない。おやおや、50を過ぎた亭主が日本のキャリアにこだわる理由もなんとなくわかる。なんだか、アメリカのグローバリゼーションは、9月11日以降、とても内向きになってしまったような気がしないでもない。
ようやくランディングだ。おや、フットレストが元に戻らないぞ。えっと、このボタンでは上げるときには押すのだろうけど、下げるときは?普通はボタンを押しながら足でも押すのにな。あ、わかんないや、まあいいか。。。フットレストを少し前に出したままの姿勢で、足に力が入らないまま、ランディングすることになった。やれやれ。今回も、大変な旅になりそうだなあ。