Home » レポート » ツアーレポート » 2012年度CSUNツアー » レポート:関根千佳 » 2月28日

今年のツアーは、時期が例年より速かったので、公務員の方などには楽かもしれないと思ったのだが、あにはからんや、却って参加しにくいタイミングになってしまったのかもしれない。これまで弊社が催行してきた中で、もっともこじんまりした、総勢8名のツアーとなった。だが、こじんまりとしていただけに、大変まとまりの良い、アットホームな雰囲気のツアーだった。 

今回、行きは成田発LA経由サンディエゴを空路、帰りはサンディエゴからLAまでを陸路で動き、最後はLAから羽田行きという流れで旅程を組んだ。バスを貸し切る時間をできれば一日にまとめて、CSUNの会議中は、参加に専念したかったのと、帰りを羽田にすることで、移動時間を最短にしたかったためである。

その意図は問題なく達成されたのであるが、実は、行きがけの成田-LA-サンディエゴが、ハプニングの連続だった。最初に時間がかかって大変だったのが、LAでの入国審査である。ま、毎年、これは時間がかかるので大変だという認識はあったのだが、今年は遅れた他の航空会社の飛行機も全部一緒の時間になったせいか、本当に待たされた。ようやく入国審査が終わり、乗り継ぎの国内線に移動するまで、1時間以上かかった。短い時間の乗り換えを予定していた個人客の中には、乗り遅れた人も多かったようである。われわれは、かなり余裕を持ったフライトスケジュールだったため、あまり焦らずに済んだ。

ところが、どっこい、これで一件落着とはいかなかったのである。乗換の手荷物検査で、なんだかんだと、一時間近く並んだ。で、ようやく乗換のためのUAのゲートまで行き、遅いランチを食べた後、ゲート付近が不穏な空気に包まれる。

「このフライトはキャンセルされました」アナウンスに、待っていた乗客は、騒然となる。

おいおい、冗談じゃないよ、次のに乗れってこと?陸路に切り替え?実はこのLAとサンディエゴ間のフライトは、意外にキャンセルされることが多いのである!昨年もキャンセルになって、バスで空港まで行ったんだよなあ。。。と一年前を不安げに思い出す。ま、今年は、敏腕添乗員の蓬莱さんがチケットカウンターの中まで入りこんで、獅子奮迅の働きをしてくださり、UAからデルタに変更してもらった。でも、空港のお姉さんに、別のターミナルまで案内してもらい、なんとか夕方にはサンディエゴにたどり着けた。いやはや。マイルが付かなかったとか、時間かかって疲れたとか、そんなことはもうどうでも良くなっていた。このとき、他のツアーの先生方で、違うサンディエゴ空港に飛んでしまった人もいたらしい。ダウンタウンまでタクシーでいくはめになったそうだ。やっぱり、こういうときには、ベテランの添乗員さんがいてくれると、大船に乗った気分で楽である。JTBさん、ありがとう。

空港で過ごす時間が長かったので、いろいろ眺めて回る余裕があった。驚いたのは、空港に、電子機器の自動販売機があること。Best Buyの自販機なんてすごい!でKindleが売ってある!イヤホンが売っているのは見たことがあったけど、今ではこういうところで、電子書籍端末を売るようになったのね。日本にKindleが上陸すると言われてから久しいけど、出版社側の条件が厳しすぎてあまり進展しているように見えない。本当は私もKindleで本を読みたいし、出版もしたいんだけどなあ。

 自販機の中


Buzzurlにブックマーク Googleブックマークに登録 はてなブックマークに登録